専門職大学はその後どうなった？前編

2019年から始まった専門職大学は既に5年が経過した。

このブログでは専門職大学について何度か取り上げているが、新学期が始まったタイミングで最新データーを纏めて見る。

先ずは現在募集している専門職大学を一覧表にしてみた。

先ずは昨年度に新規開学したのは４校ある。正直言って既に失敗の烙印が押されている時点で、新規に参入するというのも驚きだが、まあ、色々事情があるのだろう。

入学難易度を見ると、相変わらず殆どがBF、ボーダーフリーといえば聞こえが良いが、だれでも無試験で入学できるという事で、これで優秀な学生が集まるのかといえば‥‥無理だろう。

学部を見ると大きく分けて
① ファッション系
② 医療系
③ ＩＴ系
④ クリエーター系
というところだ。

ファッション系については、正に従来は専門学校の分野だったものを４年生大学にしただけ、というところか。それでも、まあ、大学と競合しない点では、今後も生き残れるかもしれない。

医療系も専門学校の分野だったが、リハビリ系は4年生大学も既にあり、それらとどのように差別化するのかが勝負だろう？

IT系の職業は正にピンキリで、最新鋭の高度なソフトウェア開発などはそれなりの大学の工学部で修士課程まで進んだくらいでないと業務が出来ない。結局、これまた専門学校出て下請けプロブラマになるのとどこが違うのか？

クリエーター系のアニメ系というのは確かに大学との競合は無いが、ここを卒業すると漫画家になれるのか？ 卒業時の学位が「アニメ・マンガ学士」っていうのはまさにギャグだ。

尤も、専門職大学の経営母体は専門学校だったりするから、結局は専門学校を４年にしただけなのかもしれない。

なお、偏差値についてパスナビのデーターを使用した。なお、ビューティ＆ウェルネス専門職大学は新設にも拘わらず、専門職大学として桁外れに偏差値が高いが、調べてみても理由が判らなかった。

次回は昨年度に新規開学した専門職大学について、もう少し詳しく調べてみる。

つづく

⇒後編

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