小池知事の学歴詐称疑惑で思い出した ショーンＫの「事件」

小池百合子東京都知事の学歴詐称疑惑がマスコミを賑わしている。

4年前に都知事選直前の話題となった学歴詐称疑惑は、カイロ大学学長の著名入りの卒業証明書により何とか収める事ができた。

ところが今回、また疑惑が再燃したしまった（笑
⇒４年前に鎮静化した小池都知事の学歴詐疑惑が突如再燃

この「学歴詐称」という言葉を聞いて思い出したのが8年前に突如話題となった、タレントのショーンＫ氏の「事件」だ。同氏は2000年代にFM放送(J-WAVE）の人気パーソナリティとして、朝の番組に生放送で出演したいた。当時私は車通勤していたので、朝の通勤時にいつも聞いていたが、米国生まれでMBAを取得し、コンサルタント会社の経営者であり、ラジオパーソナリティも務めるというから、世の中には凄いエリートがいるものだ、と感心していたのを思い出す。

その経歴は、父がアメリカと日本のハーフ、母は日本と台湾のハーフで、米国で生まれ小学校5年生から日本に在住。学歴はテンプル大学でBAを取得し、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得し、パリ第1大学パンテオン・ソルボンヌに留学との事だった。

確かにラジオからはメッヂャ良い声で、英語の発音もネイティブに聞こえ、流石は米国系でMBA取得のエリート、と感心したのだった。

ところが、どっこい‥‥

2016年3月に、同氏の経歴が虚偽ではないかとの報道を行った。

そして真実は‥‥

本名は川上伸一郎で、熊本県生まれの純粋な日本人。学歴は熊本県内の高校卒で大学には行っていない。テンプル大学はジャパンキャンパスに入学したが直ぐに退学。ハーバード大学とソルボンヌ大学はオープンキャンパスに参加しただけだった。

英語はネイティブっぽい発音はするが、考えてみたらば番組内で英語を文章として話した事は無かったかもしれない。特定の単語だけそれっぽく発音する事を覚えて、聴取者を騙していたのだろう。

また、ハーフっぽい容貌は、整形手術をしたため、と言われている。

実はこの虚偽が発覚したのは、テレビの報道・情報番組のMCとして抜擢され、放送開始の直前だったが、勿論降板したのは言うまでも無い。

とは言え、この事実が報道された時、何故か嬉しくなってしまった。何しろエリートだらけの放送業界を、スーパーエリートを装って見事にペテンにかけたのだから、その詐欺師的才能は大したものだ。これが番組開始後に発覚したのだったら、テレビ局は大恥をかいただろう。

う～んっ、残念っ！

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