フィリッピン大統領補佐官が中共に「我々の主権は交渉の余地はない」

4月 6, 2021 0 投稿者: B_Otaku

 

南シナ海南沙諸島周辺に中共の大型漁船が200隻も集結している事態は、国際的にも問題になっている。
南シナ海南沙諸島周辺に「海上民兵」中共漁船200隻が集結

取り分け自国のEEZ内となるフィリピンでは強行に抗議はしているが、フィリピンの軍事力では手も足も出ないだろう、というのが大方の見方だった。

しかしフィリピンは果敢にも中共が勝手に埋立てて領土と主張している人工島上空を低空飛行したりと、目一杯アピールはしている。
南シナ海の中共占拠地域にフィリピン戦闘機が超低空飛行

そんな状況で、フィリピンは今まで最も強い言葉を使い、この問題を「両国が追求したくない望ましくない敵意」を危険にさらす関係の改善は汚れだ、と叫んだ、とロイターが伝えている。

また「私たちは相互の懸念と利益の問題について交渉することができるが、それについて間違いを犯すことは無い。私たちの主権は交渉の余地が無い」とし、「私たちは国土や排他的経済水域(EEZ)の1インチもあきらめない。」とまで言っている。

さて、この中共の200隻にも及ぶ漁船だが、公開されている写真では何隻もが重なって写っていて、船の外形の詳細などが判らない。そこで、比較的画質の良い画像が見つかったので、これを元に手前の1隻のみを切り出してみた。

いや、やっぱりデカい!噂どおり事実上の軍艦じゃないか。こんなのが200隻も停泊していたら、そりゃ脅威を感じるだろう。

それでは実際にこの漁船のサイズはどのくらいだろうか?参考に日本の海上保安庁の巡視船「たかとり型」と比べてみると、何やら中国漁船の方が寧ろ大きくも見える。因みにたかとり型巡視船は常備排水量600トン、全長45.7m 、全幅9.2mだから、中国漁船も当然数百トン級以上だろう。

こんな漁船を200隻も作って漁民に与えるのだから、金の掛け方が違う。尤もデカいだけで性能ボロボロのハッタリ船というのは充分に考えられる。何しろ、中共の伝家の宝刀たる空母遼寧が、空母としての役にはマルでたたない、ハッタリ、ガラクタだから、漁船だって推して知るべしだ。

まあ油断はいけないが、心配し過ぎる事もない。