10年間未解決、韓国双竜自動車の復職問題とは?

1月 21, 2020 0 投稿者: B_Otaku

韓国の双竜自働車は長い期間経営危機に襲われていて、現在はインドのマヒンドラグループの傘下となっている。双竜自働車については
⇒本篇日記「2020/1/20 (Mon) ヒュンダイ以外の韓国自動車メーカー<2>」これを見れば双竜はSUV専門メーカーだが、ラインナップがすべて古くて競争力が無い事が判るだろう。

そのマヒンドラグループの社長がソウルの韓国産業銀行を訪れ双竜に対する投資意向を示した上で、双竜自への追加融資を求めたとされる。産業銀は昨年既に双竜に1000憶ウォンの融資を行っているが、これではマルで足りないのが現状だ。

では双竜が何故にそれ程の経営不振かと言えば、2009年の大規模整理解雇依以来、未解決となっていた119人の解雇者問題があり、解雇者は全国民主労働組合総連盟(民主労総)の傘下で10年にわたって復職闘争を繰り広げてきた。これについて文ちゃんは何とこの解雇問題に介入し110人を復職させる事でマヒンドラグループと合意したのだった。

しかし双竜には復職者を受け入れる余裕など無く、韓国政府は前述の1000憶ウォンの融資を行ったが、新車開発の費用にま全く足りず、マヒンドラグループは大株主として500憶ウォンの増資を引き受けたがこれまた全く足りず、経営危機は続いている。
因みに復帰した110人の約半数は仕事を割り振ることが出来ず、無給休暇または有給休暇の状態となっている。

そこでマヒンドラグループは文ちゃんが介入したのが原因だから当然政府が金を出すべきだ、として産業銀行に対して追加支援の要求を行ったのだ。実は同様に労働問題で経営不振の韓国GMも産業銀に対して支援を要請して8000憶ウォンの融資を受けている。もうこうなったら産業銀に何度でも追加融資させるぞ、というのがマヒンドラやGMの考えのようだ。

まあマヒンドラも韓国のメーカーなんかを傘下に置くから、余計な支援を必要とする事になったが、その理由は勿論高すぎる人件費と強すぎる労働組合に加えてバカすぎる左翼政権という、今の韓国に共通した問題だから、ハッキリ言ってあの国に子会社を作るメリットは何もない。

インドも非韓三原則を知っていればこんな事にはならなかったのに‥‥。