テスラのギガプレスって既に稼働してるのか?
11月 29, 2022
トヨタが開発していたEV用プラットフォームを破棄してまで新たに開発をするという一体成型車体、メガプラス
⇒【重要テーマ】トヨタがEV開発を根本からやり直す?
さて、テスラは既に量産化に成功しているのだろうか?
その前にテスラのラインナップを簡単にまとめると
Model S
最初にある程度の量産に成功した車種で、スーパースポーツ並みの性能を持つフルサイズセダン。日本では一千万円以上で販売されていた。
⇒Tesla Model S 試乗記 (2016/7)
Model 3
Sよりも小型で低価格なセダンで、テスラとしては本格的な量産モデルとして主力製品となっている。2020年の世界販売台数は36.5万台。
Roadstar
テスラが最初に生産した車種で、その名のとおりスポーツカーである。
Model X
クロスオーバーSUVタイプの車種で、販売台数は年間約4万台
Model Y
最新のコンパクトSUVで米国では既に2020年から販売されている。同年に約8万台を販売している。なお、日本では未発売。
ここで話を新工法のギガプレスに戻すと、現在テスラは2種類の6,000トンプレスを使用して、リアエンドとフロントエンドの2つを一体成型とし、現在この部品はモデルYのみで使用されている。
勿論、最終目的は車体を丸ごと一体成型する事だろう。
そして、その発想は既に2019年に特許が公開されていた。以下にその全文にリンクしておく。
MULTI – DIRECTIONAL UNIBODY CASTINGMACHINE FOR A VEHICLE FRAME ANDASSOCIATED METHODS
その特許の添付図の一つを見ると
巨大な装置で車を丸ごと成型する図が添付されている。これはちょっと判り辛いので、車体の部分を拡大した図も見てみよう。
確かに車体丸ごと成型する様子が判る。
まあ、特許というのは実際に実現していなくてもOKであり、本当にクルマが丸ごと一体成型できるのかは大いに疑問ではあるし、そんな工法で作ったクルマが衝突安全性が剛性を得られるのか、という疑問もあるが、トヨタなど他社からすれば無視できない動きには間違いない。
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