中共の戦闘機はパワー不足で寿命は短くオマケに雨に弱い

12月 24, 2021 0 投稿者: B_Otaku

 

中共の戦闘機は何と雨に弱いという話が出ている。話の元は中国国営中央テレビ(CCTV)の軍事番組「軍武零距離」で、司会者が中共で製造した新世代戦闘機J-10Bの機体清掃を体験する場面で、傍にいた軍人が「水をかけて洗浄すれば、水分が機体に入り、内部の部品が錆びてしまうため、メンテナンスの際には、スポンジでドライクリーニングする」と説明していた。

水に濡れると内部が錆びる戦闘機ってどうよ? と言いたいが、成程7月後半は毎日のように台湾に対しての威嚇飛行をしたいたが、その後13日間は全く影を潜めたしまった。その原因は、その間ずーっと雨だったからだというのだ。

以前から中共の戦闘機はアンダーパワーと短寿命で使い物にならないと言われていたが、これらに加えて雨天では使えないのだった。晴れの日専用の戦闘機ねぇ(笑

ところで、この機会にもう一度中共の戦闘機について纏めてみる。

中共の主力戦闘機は当初ロシアのSu-27Sの輸出用ダウングレード機であるSu-27SKを導入した。Su-27SKのAI-31エンジンは寿命が800時間と短く最新でも1500時間程度であり、米国のF-15用F100-PW-220エンジンの1万時間超とは大いなる差がある。

その後、Su-27SKを中共がライセンス生産を行ったのがJ-11(殲撃11型)で、それを元に中共が無断コピーして改良したのが殲撃11B型(J-11B)で、WS-10エンジンは元々耐久性の無いSu-27SKのAI-31エンジンをコピーしたのだから当然寿命は更に短く、当初は30時間で寿命となった。現在は必死で改良して多少は伸びているというが、まあ良くて数百時間、実際には300時間くらいと言われている。

高価な主力戦闘機J-11に対して機数を確保するための軽戦闘機が殲撃10型(J-10)で、米国のJ-15とF-16の関係と同様に考えれば良い。J-10はエンジンやアビオニクスを西側からの技術導入を前提としていたが、1989年の天安門事件を契機として西側諸国の対中政策見直しで不可能となり、結局ロシアから技術導入をする事になった。

2008年には改良型の写真が公開され、これがJ-10Bと命名されている。エンジンはJ-11用に国産化したWS-10と言われているが、双発のJ-11に対して単発のJ-10では全くのパワー不足で、結局ロシアからエンジン(当然旧型で更にダウングレードしたモデル)を購入している、とも言われている。

なお、J-11を艦載機用として改良したのがJ-15で、これについては『太平洋で中共空母「遼寧」から戦闘機とヘリが発着艦訓練。』を参照されたい。

そして更に改良された最新鋭戦闘機がJ-20で、これは第5世代ステルス機というが、特徴的なカナード翼を見ただけでステルス性能が悪そうだが、そんな物を付けないと安定して飛行できない、という事がバレてしまう。

結局、中共の兵器は戦闘機や空母のみならず、全てがこの調子だから低性能のガラクタであり、それを幾ら数揃えても大した戦力にはならないだろう。その証拠にF-35Bを10機程度搭載する軽空母に改装中の「いずも」と「かが」に対して、中共が異常な脅威を感じていると思われるのは、成程J-20と比べれば圧倒的に性能の良いF-35Bを10機搭載した軽空母は、遼寧や山東よりも遥かに戦力となるからだった。

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